中古医療機器の市場が発展した背景には、医療機関や医師自身が"正常に動いてくれるのであれば、中古医療機器でも十分"と考えるようになったことが大きくあります。価格の高い医療機器をせっかく買って導入しても、結局その費用を短い期間で回収するということはとても難しいのです。わざわざ新しい機種の医療機器を買わなくても、中古医療機器で十分機能するのであれば、経費的にも助かり、病院経営としても大きく変わってきます。そんなわけで、新しく開業しようとする医師が中古医療機器を導入することはとても多くなっています。
中古医療機器は大きな病院でも導入することがあります。医療機器は、途中で故障して修理が必要になれば、代替品が必要となります。同じ種類の機器をたくさん導入していたら、中古医療機器をとりあえずの代替品として導入してしのぐということも出てくるのです。
中古医療機器が発生したら、引き取り、下取りをするのは、中古医療機器の専門業者、または、兼業の中古業者です。引き取り、下取り元となるのは、医療機関であったり、ディーラー、または、医療機器のリース業者です。インターネットを通じて中古医療機器の販売を行うことで、中古医療機器の販売業者は知られる機会を増やし、以前、リース業者やディーラーから仕入れしていた医療機関が、インターネットで、中古医療機器の販売業者から直に機器を買うようなことも増えてきました。海外への輸出で中古医療機器の販売をする中古医療機器の販売業者は、それほど多くはありませんが、中には大型の中古医療機器を海外の医療機関へ輸出販売を積極的にしている業者もあります。
中古医療機器を販売する場合、故障や不具合でメーカーとトラブルになるのを避けたいということで、中古医療機器の販売業者の方で、あらかじめ機器の動作の確認をとって、故障や不具合発生が少ない、また、発生の可能性のないものだけを選んで仕入れるという業者が多いです。
中古医療機器の販売業者の中にはメーカーと情報交換をして、信頼性をアップして行きたいという動きも見られます。メーカー、中古医療機器の販売業者のそれぞれがお互いに協力し、努力していくような動きが業界全体に広がっていくことが望まれます。